・・・田起こし、代かき・・・(5月上旬)
肥料と土がよくまざるように、また、土がやわらかくなるよう田起こしをします。
田起こしは前の年の稲わらや稲かぶを分解しやすくする効果もあります。
また、田植えの前には田んぼに水を入れ、代かきをします。
代かきは、田んぼの水漏れを防いだり、水の深さにむらが出ないようにしたり、そして、苗が同じ深さに植えられるようにするためです。
・・・田植え・・・(5月中旬~5月下旬)
田植えは一定の隙間に苗を数本(3~5本)ずつ植える作業です。
田植え機は苗を植えると同時に肥料もまけるようになっています。
機械で植えきれなかった所は人の手で植えます。
田植えの後は天気がいいと苗の根付きも早くなります。
・・・草取り、草刈り・・・(6月上旬~8月下旬)
稲が良く育つように田んぼの雑草をとります。
最近は除草剤という薬剤を使うので、人の手で草取りをすることも少なくなりました。
畔(あぜ)の草は害虫のすみかになるので、こまめに草を刈って害虫の発生を予防します。
・・・防除・・・(6月上旬~8月下旬)
稲も病気にかかりますが、最も恐ろしいのは「いもち病」という病気です。
また、ウンカやカメムシなどの害虫も、おいしい稲をねらっています。
薬剤を散布してこれらを防除します。
・・・中干し・・・(7月上旬)
茎の増える時期が終わると田んぼの水をぬいて土をかわかします。
これを「中干し」といいます。
中干しは、空気中ウの酸素を土の中に取り入れ、根をしっかり張らせるために行います。
また、稲の生育を調整したり、田んぼの土をかたくして秋の稲刈り作業をしやすくする効果もあります。
・・・稲刈り、脱殻・・・(9月下旬)
最近はコンバインを使う農家がほとんどです。
稲刈りと同時に脱穀までしてくれます。
機械化が進んで作業はずいぶん楽になりました。
長文失礼しました。
ご参考になればうれしいです。