発酵させるにはちょっとばかり経験が必要です。ちょっとした水分量の違いで発酵の具合が全然違いますよ。それをつかむにはやはり経験しかありません。 成功のコツの一つが「水分は少なめに」 ちょっと多いとすぐに腐敗し始めて、最悪、悪臭とハエに悩まされることがあります。米ぬかはうまく発酵させても甘い独特のにおいが出るのでどうしてもコバエなどがよってきます。もちろん少なめと言ってもあまりにも少ないと発酵が進まなかったりカビが大量に発生したりします。そこら辺のコントロールが難しいですね。 生の野菜クズは非常に多くの水分を含んでいるので、乾いた米ぬかをかけただけでも水分過多になりやすいです。状態は入れるものでも違いますし、水分量でも大きく左右されてしまいます。完全に発酵が止まる(というか見た目変化がなくなる)には三ヶ月はかかります。ただ、一次発酵という考えなら、そこまで待つ必要はなく、発熱が止まる、菌糸ののびが止まる、切り返しても変化が見られないなどの状態になれば、次の材料に混ぜても大丈夫でしょう。 やり方は人それぞれですから、はっきり「こうすれば間違いない」という方法はなかなかありません。わたしもいろいろ**はしていますが、思ったようには進みませんね・・・
一応、わたしの方法の一つは 生の野菜クズはいったん天日干しして乾燥させる 適度に湿らせた堆肥(市販の腐葉土や牛糞堆肥)に1割程度生糠を混ぜ、野菜クズにまぶすようにして大きな発泡スチロールの箱に入れる(保温をかねて) 2週間ほど発酵(その間時々ふたを開けて切り返す) それに、次の野菜クズや落ち葉などを入れて米ぬかも1割程度追加。乾燥気味なら随時水を追加。 これを繰り返してどんどん増やしていきます。使うときはそこから使う分別に取り出して他の箱に移して追熟(2週間程度)して堆肥として使う。一応畑にすき込んだら1-2週間そのままにして、野菜を植えつける前にもう一度耕す。(このとき、元肥を入れる) と言うのがわたしの基本です。時には生の米ぬかを畑にぶちまけることもします(^^が、その時は1ヶ月以上何も植えません。土の中での発酵が終わるのを待ちます。