そもそもですが、写真の液肥は水耕栽培用の肥料ではありません。 使えないこともないと思いますが、本来のメーカーが意図する使用方法とは異なります。 水耕栽培は培養液中に植物が必要とする必須元素が過不足なく全て配合されている必要があります。 特に微量要素の適正量の範囲は狭く、多くても少なくても生理障害が起こります。 普通の液肥と水耕栽培用の液肥の違いは、全ての必須微量要素が配合されているかいないかの違いがあります。 写真のハイポネックス原液は”15種類の栄養素が最適のバランスで配合されている”ことを謳っていますが、そのバランスとは土を使うことが前提です。土にはもともと栄養素が含まれており、そのことが考慮されています。 写真の液肥を水耕栽培目的で使ってもある程度育ちますが、本来の用途ではありませんので、決して植物が健康な状態で育つことはありません。 ですが。。。 必ずしも健康な状態に育てると、味や食感、香りが良くなるかと言うと、そうとは限りません。 スーパーで販売されているミツバは徒長しまくってます。あえて貧弱に育てた方が食味が良くなるのかもしれません。 ちなみにハイポネックスでも、”微粉ハイポネックス”であれば水耕栽培の肥料として使用可能です。 ハイポネックスの肥料シリーズの中で水耕栽培に使える肥料は”微分バイポネックス”のみです。 メーカーは1000倍希釈で週1で全交換を推奨していますが、エアレーションや循環させていれば、そんなに短期間で交換する必要はなくなります。 1株に与える液肥の量によっても異なりますが、肥料の組成バランスが大きく崩れるまで使用可能です。循環させていれば2ヶ月ほど交換せず、追肥のみで問題が出ないこと多いです。 ミツバは間引いて一本立ちにしても、どんどん分げつしていきます。 密に植えると徒長しやすいですが、食べるには徒長するぐらいの管理で良いと思います。