オクラのタネは、基本的には早いうちについた実を収穫せず、なるに任せて樹につけたまま枯れるまで放置しておきます。早くに採ってしまって、放置をしておいたものは多分タネとしては未熟なままで、来年発芽させるのは厳しいかと思います。選択肢としては、現在まだついている実をそのまま放置してタネを確保するしかないのですが、どんどん気温の下がる今となっては確実にタネとして成熟するかどうかの不安があります。イチかパチかの成り行き任せですが、現在ついているオクラの実の中で一番大きな実を一個だけ残し、その上に出来る実や花は全部取ってしまって、養分をその一個の実に集中させます。どこにお住まいか判りませんが、これからの気温であと何日オクラが元気で育っているのかによりますが、それまでに残した実のタネが充実するかどうかの博打です。残された手段としてはそれしかないのでしょう。そこから採れたタネが発芽能力を持つまでに充実しているかどうかは、暖かい室内で4~5粒濡れた脱脂綿などに浸してテストをしてみます。発芽しなければ、残念ですが来年はもう一度タネを買ってやり直しましょう。