苗を買ってもいいですが、種から育てることもそれほど難しくありません。
頻繁に収穫できないのなら、5角オクラより丸莢オクラの方が取り遅れて大きくなりすぎても固くスジスジになりにくいのでお勧めです。
5月中旬以降にポリポットに培養土を入れ、その上に種を2~3粒植え、上から1センチくらい土をかぶせて水やりします。
種まきする前に種を一晩水に浸しておくと、芽が出やすくなります。
あまり早くに蒔くと、寒すぎて芽が出ませんので注意してください。
しばらくすると芽が出ますので、本葉が2~3枚に育ったら定植します。
もし、苗を買って育てるのなら、老化した苗ではなく、若いうちの苗を買って植え付けてください。
少し大きめに植え穴を掘り、そこに堆肥や元肥を入れて周りの土とかき混ぜておきます。化成肥料を使う場合は、根が肥料に当たらないように少し土をかけておきます。
元肥はあまりたくさん施すのではなく、追肥で育ててください。多すぎると樹勢が強くなりすぎて、うまくいきません。
その植穴に水を入れて、そのあと苗を定植します。
苗は間引かなくても1箇所に2~3本で育てても構いません。そうした方が成長が遅くなるので、収穫時期が遅れても大きくなりすぎて固くなりにくいです。
根を切らないように植え付けてください。
株間は40センチくらいとります。プランターで育てるのでしたら、もう少し間隔を詰めてもいいでしょう。
プランターの場合、根が深く張りますので深めのものを用意してください。
初期に若葉がアブラムシにやられて成長しない場合がありますので、植え付け時は不織布をかぶしておいた方がいいでしょう。もしくはCDなどのキラキラしたものを周りに置きます。
追肥は、2週間に1回くらいで、こまめに少量づつ与えます。(化成肥料なら1回ひとつまみくらいでいいでしょう。)葉が細くなったら肥料不足のサインです。
肥料不足や肥料過多、水不足などでストレス障害(イボ果)ができますので注意してください。イボ果の実も食べられます。
暑い時期の作物ですので、毎日水やりしてください。
上の方で花が咲くようになるとなり疲れのサインです。追肥を与え(液肥がいいでしょう)、実は若いうちに収穫して回復させてください。
背が高くなるので、倒れないように追肥を上げたときに根元に土寄せします。
花が咲いてしばらくすると実が大きくなります。収穫できるサイズになりましたら、その実についている葉の下の葉を切ります。(収穫する実についている葉は切らないでください)
黄緑色に黒い斑点のある毛虫がよくつきます。葉を丸めるので、いる場所はすぐにわかります。葉をハサミで部分的に切って捕殺します。