現在のきゅうり栽培は、ネットが主流ですが、もともとは地這いでした。
昔は、我が家でもそうでした。
しかし、昔でもネットがない時は木の枝を組み合わせてネットのような状態にして栽培することもありました。
その方が、管理がしやすく、果実も見え、病気にかかりにくく収穫量が多いからです。
きゅうりは、非常に病気に弱い野菜です。
土に近いほど、病原菌に感染するリスクが高くなりますので、そう言う面からは地這いよりも、立体栽培(ネットとか支柱)にした方が、収穫期間を長くすることができます。
また、立体栽培の方が面積が少なくなりますので、単位面積当たりの収穫量も増えますね。
ネットを使わないで支柱を使われるのであれば、立てた支柱の横方向にテープで結び、そのテープにきゅうりの側枝(葉の付け根から発生する枝)を誘引することで、垂れ下がるのを防ぐことができます。
なにより、地這いでは、きゅうりの葉が繁茂すると、きゅうりの果実が見えなくなります。
本来の収穫時期に収穫できずに見逃し、それが大きくなってから収穫することになります。
そういう老化した果実はどうしても果実の皮が固くなります。
単に収穫時期が遅くなるだけなのです。